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内容説明
額縁の歴史にはじまり、デザインや製作上のテクニック、絵画との深い関係からインテリアとして果たす役割に至るまでを簡潔にレクチャー。額縁に熱い関心を寄せるロンドン・ナショナルギャラリーの学芸員が語る、定評ある入門書。
目次
はじめに(額縁のない絵画;絵画と額縁は主従関係;専門用語)
取り外しできない額縁(古い画枠が生き残ったわけ;はじめから取り付けられた額縁、一体に彫り出された額縁;額縁と絵画の連続性)
取り外しできる額縁(オリジナル額縁;タベルナクル額縁と箱型額縁;コレクターのための額縁;ギャラリー用の額縁)
基本構造と細部(パスティーリャ;型成形による装飾;フランス性額縁の質感;水性めっきと油性めっき;装飾部品を別づけにした額縁;再めっきされて損傷した額縁;修復作業)
著者等紹介
ペニー,ニコラス[ペニー,ニコラス][Penny,Nicholas]
ロンドン・ナショナル・ギャラリーのキュレーター(ルネサンス絵画部門)を務める
古賀敬子[コガケイコ]
横浜生まれ。フェリス女学院中学校・高等学校卒業。慶応義塾大学文学部卒業(西洋美術史専攻)。株式会社和光勤務を経て、北欧織物、洋裁、インテリア・コーディネート、写真撮影・暗室技術を修得。現在、美術・宝飾関係を中心に翻訳の仕事に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
7
          
            鹿島茂氏の書評を読んで、意外と額縁に着目している本が少ないのだということに気付きました。取り上げているのは、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのものばかり。統一感があっていいですね!と思ったら、原書はナショナル・ギャラリーから出ているガイドシリーズの1冊なんだそう。訪ねる前にまた読み直すのも楽しそう。2012/05/02
          
        Rinopy
5
          
            以前額縁修復家の方の講演を聞いたことがあったので非常に面白く読めました。ロンドン・ナショナル・ギャラリーのガイドシリーズだそうですが、さすが額縁コレクションも素晴らしいですね…次回訪れる機会があったらまたじっくり額縁にも注目したいなあ。2012/08/02
          
        P-man
3
          
            画集で絵を楽しんでいると存在すら忘れてしまって、美術館では「あっそういえばあったんだ」とすら思ってしまう額縁。でも実際は絵を台無しにしたり逆に構図を引き締めて美を高めるほどのパワーを持っているのね。 この本に載っている額縁の中では黒壇のカセッタ(箱型額縁)が1番好きかな。シンプルかつ美しい。2016/06/05
          
        あまおと
2
          
            画集は当たり前だけど絵だけが載っているものばかりで、額縁には触れていない事が多いなぁと気付かされました。絵画同様に額縁にも歴史があって、とても奥深いと思いました。もっと詳しく知りたいですね^^2013/02/10
          
        ハイツ黒猫
1
          
            額縁はあくまで従属品である。 絵画の為に作られ、作品を支え続けていく。 本書は、そんな額縁の技法であったり断面図が載っており、絵画ファン向けと言うよりは、確実に額縁ファン又は、作家向けと思われる。 アンテミオンとウィトルウィウス式渦巻きが程よいメランコリックな美しき金の額縁が気に入った。 イタリアでタベルナクル額縁やカセッタ額縁を見てきたが、その額縁の役割や効果がより理解出来き、大変良かった。 金箔磨きは、瑪瑙以外だと犬の歯も向いているらしい。
          
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