内容説明
72種類もの香り立つような花を画面一杯に描いたフランドルの画家ヤン・ブリューゲルの名品“アイリスのある花束”をはじめ、古代ローマから20世紀に至るまで、花を描いた名画の数々を集成。時代を追った花の絵の見方を、気鋭の美術史家が懇切に綴る。カラー図版90点。
目次
春、あるいは花摘むフローラ
バラとツグミ
小楽園(上ライン地方の画家)
パンと魚の奇跡(ランブール兄弟)
受胎告知の天使とマリア(ヤン・ファン・エイク)
羊飼いの礼拝(フーホー・ファン・デル・フース)
春(サンドロ・ボッティチェルリ)
花瓶の花(ハンス・メムリンク)
ユリの茎と花(アルブレヒト・デューラー(?))
龕に置かれた花瓶の花(ヤン・プロフォスト)〔ほか〕