内容説明
本書の目標は植物に必要な養分の均衡を追求することであり、それは植物の「健康」を確立することであり、それによって、植物を食べる動物と人間の健康をたしかなものにしようとする試みである。
目次
第1部 農薬と生物的不均衡(農薬の使用による病虫害の激増;作物と寄生者との関係―「栄養関係説」;植物の生理と病害虫抵抗性への農薬の影響)
第2部 養分欠乏と病害(果樹栽培での合成農薬のゆきづまり―細菌病と植物の生理;ウイルス病;ウイルス病の防除―その過去と未来 ほか)
第3部 栽培管理と作物の健康(栽培法による作物の健康の変化;作物の健康管理―養分欠乏調整とタンパク質合成促進)
著者等紹介
中村英司[ナカムラエイシ]
1921年、富山県生れ。京都大学農学部農学科卒業。農学博士(野菜栽培生理学)。滋賀県農業試験場、滋賀県立農業短期大学、滋賀大学、ジョモケニヤッタ農工大学(ケニア)などで研究・教育に従事。滋賀県在住。1970年代から、地元農家と有機野菜栽培の研究を開始、今日にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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