内容説明
植物から歳時・天文などへと考察の対象を拡げ、より広角的に日本的な「自然の見かた」の諸相を精査し、古代より近代に至るまでの「自然観」の変化の軌跡を追いながら、そこに潜む問題点を炙り出す。
目次
序論 三つの通史―花と日本人とのかかわり(日本文学史のなかの花;キクの日本文化史概説 ほか)
第1部 日本的自然観の古代的枠組み(花の思想―その相対化のために;古代日本人の天空観 ほか)
第2部 中世、そして近世へ―日本的自然観の変化過程(日本禅文化を再点検する;「いけばな」成立期の背景社会と時代精神 ほか)
第3部 明治近代―日本的自然観を相対化したひとびと(E・S・モース『日本人の住まい』訳者解説―その「比較研究」と“民族学的思考”とについて;“進歩的”思想家としてのラフカディオ・ハーン像―そのスペンサー進化論哲学への傾倒の仕方をめぐって)
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