出版社内容情報
1967年9月から8ヶ月、西部ネパール奥地のチベット人村落に住み込み、生活文化を民族学的に調査研究した。その記録と日記。
内容説明
1967年9月、西部ネパール民族文化調査隊はヒマラヤ山中にあるチベット人の村に長期間住み込み、村人と日常を共にしながら暮らしを観察・調査したいと考えていた。しかし当時のネパールには外国人の入域制限があり、入国して旅が始まっても現地の詳しい情報はほとんど得られなかった。目的地未確定でスタートした不安一杯の当時の日記、そして初めて見た異邦人を受け入れてくれた村人との交流、詳しい調査データなどを満載した貴重な旅の記録。
目次
第一部 ネパール旅日記(ラクソールからポンモ到着まで)(ラクソールまで 一九六七年九月九日~一〇月三一日;荷物を追って―荷物捜索記 一一月四日~一四日 ほか)
第二部 西ネパール紀行―マルラの道をたどる(スルケットにて;ダイレクまで ほか)
第三部 ポンモ村記(ドルポ西南端のチベット人村落)(ポンモ到着―うやむやな、村入りのこと;カンニに守られた村ポンモ ほか)
第四部 帰途キャラバン日記(帰途キャラバン記 一九六八年三月一日~一三日;帰途キャラバン日記 一九六八年三月一日~一六日 ほか)
著者等紹介
田村善次郎[タムラゼンジロウ]
1934年福岡県生まれ。東京農業大学卒業。同大学院修士課程修了。武蔵野美術大学教授、同附属美術図書館館長。2005年退職、名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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