内容説明
巨人・小びと・水妖・悪魔・精霊・人狼などのあやかしが日常に闖入し、人びとの運命を揺り動かす、印象的な物語の数々。『グリム童話集』と平行して兄弟が蒐集に明け暮れ、後の作家たちの創作の尽きせぬ源泉ともなった名著を、グリム兄弟自身の手跡確かな初版本をもとに新たに全訳。本編584話+補遺26話を完全収録し、訳註などの付録資料も充実。
目次
第1部(クッテンベルクの三人の鉱夫;山の精霊;ハルツの山の修道僧;ホレさまの池;ホラさまは巡り歩く ほか)
第2部(聖なる塩の川;ヘルタ神の聖なる湖;セムノーネース族の聖なる森;アムシウァリイー族の流浪;ウーシピー族は海をゆく ほか)
著者等紹介
吉田孝夫[ヨシダタカオ]
1968年鳥取県生まれ。奈良女子大学文学部教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(ドイツ語学ドイツ文学専修)。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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