内容説明
日本人は木と植物で暮らしの文化を創り上げた―世界有数の樹木環境のもと縄文時代に誕生した木の文化は、どのように日本を代表する文化となったのか?自然の奇跡が日本の好環境を生んだ/建築美術の傑作五重塔は誰が創ったのか/襖絵・茶道・華道などの芸術文化も木との共生から発展した…独自の視点で考察する木の国の文化史。巻末に資料年表「日本人が木を植えた歴史」を掲載。
目次
序章 太古の幸運が生んだ森の国(『日本果物史年表』について;日本の樹木環境は世界一 ほか)
第1章 木の国日本はどう誕生したか(縄文時代観をきり替える;縄文時代にはじまった巨木建築 ほか)
第2章 古代文明開課の槌音が響く(文化とは人が創ったもの;瓦・畳・椅子など ほか)
第3章 木の国の住文化の歩み(快適な竪穴住居は中世まで続いた;高床式倉庫が住居の原形 ほか)
終章 古代の木塔は一級美術品(日本の五重塔は建築美術の傑作;中国に五重塔はなかった ほか)
資料 日本人が木を植えた歴史
著者等紹介
中嶋尚志[ナカジマショウジ]
1944年東京生まれ。私立大学卒業後、出版社・企画編集会社に勤務ののちフリーの編集者・ライターに。おもに歴史・文化・地理関係の書籍の出版に携わる。2012年、東京でのフリー稼業に区切りをつけ、日本の木の文化史研究のため奈良市に転居。以後、木の国の文化をテーマとした『木の国の物語』(紙誌の書評欄・読書欄に掲載)『木の国の歴史』を出版(里文出版。両書とも全国学校図書館協議会選定図書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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