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内容説明
世界の神話、民俗、昔話、小説、詩などを渉猟し、エジプトのスカラベ神、東北地方の蚕神・おしら様からカフカの『変身』、空想上のモスラまでを含めた「昆虫」を探り、考察する。「動物」「植物」「鳥類」に続き、比較神話学の第一人者が積年の研究の圧倒的な蓄積を基に綴る第四弾!!参考図版100点余。
目次
1 神話のなかの虫(エジプト;ギリシャ ほか)
2 虫の民俗(ヨーロッパの民俗;日本の民俗 ほか)
3 昔話の虫(日本の昔話;外国の昔話)
4 文学の虫・詩歌の虫(世界の文学;虫をめぐる思索 ほか)
著者等紹介
篠田知和基[シノダチワキ]
1943年東京生まれ。パリ第8大学文学博士。名古屋大学教授ほかを歴任。比較神話学研究組織GRMC主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
12
虫に関する神話、民話、文学を紹介した本。インゲンに潜んでいた虫に気づかず口にした著者自身のエピソードはお気に入りなのか繰り返し出てくる。こういう虫の話ってみんな一つ二つ持っていて地味に盛り上がる。J.J.グランヴィルの挿絵「蝶とイトトンボの結婚式」が可愛い。2022/09/18
ポメ子
7
蝶の描写が多い気がした。やはり蝶が虫のなかで一番、物語や、詩など文学的な物に取り上げられやすいのだろうか?江戸時代の大名の家紋も多かったらしいし。少々読みづらい文章もあったが、色々学ぶ事ができた。江戸時代にカミキリムシが描かれていた事や、カフカの変身の虫が何だったのかの考察も興味深い。国内外の虫が描かれた文学も紹介されていて何冊か読みたくなった。2021/09/14
fantamys
1
読み物としては面白いけど…。2020/09/29