内容説明
いつ、どのように決められたの?一つの花に何種類もの花言葉があるのはなぜ?ちょっと気になる花言葉の意外と深い歴史を追う!ギリシア・ローマ神話や聖書などに起原を持ち、時代と共に変遷した花言葉の歴史を、イギリスやフランスの文献を基につぶさに解き明かす、数ある花言葉集とは一線を画す本格的な書。
目次
1 花ことばの起原―花の意味と象徴(ギリシア・ローマの花ことば;聖書の花ことば;中世の花ことば;エリザベス朝の花ことば)
2 近代の花ことば(近代的な花ことばの発生―トルコから伝えられたセラムとは?;センチメンタルな花の本―十九世紀を中心として;花ことばとは何か―本によって異なる理由;フランス―花ことばの名著登場;イギリス―ビクトリア朝の花文化とフランスの影響;アメリカ―独自の発達;花ことばのその後)
著者等紹介
樋口康夫[ヒグチヤスオ]
1950年秋田県生まれ。1977年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。熊本大学法学部教授、熊本県立大学文学部教授を歴任。主な専攻領域は英文学、ハーバル(植物誌)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アズサ
4
なぜ花言葉はいろいろあるのかが分かった。シェイクスピアが植物の知識が豊富だということを初めて知った。オフィーリアの冠の考察も面白かった。表紙の花々も何か意味があるんだろうけれど。。。分からない。2021/03/21
ganesha
3
ギリシア・ローマ、聖書、中世、エリザベス朝における花ことばと、近代の英米仏の花ことばの意味合いなど。絵画や文学に登場する花についてが多く書かれている。チェルノブイリはニガヨモギという意味だとか、王様の耳はロバの耳は葦だとか改めて認識。2019/07/04
呑司 ゛クリケット“苅岡
2
花の美しさを否定する人は少ないかもしれない。だが、ある花は死や葬儀を思い出させるのも事実である。花がその意味を背負ったのは理由があるだろうが、それを知ることは難しい作業なのかもしれない。それを解説してくれた本。大昔から近代まで花の与えた言葉、もしくは人類が花に与えた言葉にある共通点があったり志向性があることを考えさせる内容だと思う。2025/04/15
るるぴん
1
花は視覚的に美しい。人に花を贈るのはロマンチックな行為。ギリシア神話、詩人など、物語の世界と結びつくことにより、重層的な意味をもたせる役割があったのかと。まずは印刷技術、所得的な余裕、商売としての成り立ちが必要。エンタメ的な刺激の足りない時代、花ことばを推理しながらお喋りしたら、教養も磨かれ、女子トーク盛り上がったんだろうな。ひとつの花に籠められた意味は複数にわたり、代表的なのだけ覚えれば、ネタにするには十分かと思った。2024/01/30




