内容説明
名画が違ってみえてくる!フランス及び日本で美術の現場に深く携わる著者による絵画鑑賞への新たなアプローチ!!古代ローマの住居壁面から中世の宗教イコンや祭壇画、絵画がインテリアとして王侯貴族の邸宅を飾ったルネサンス、バロック、ロココの時代、さらには19世紀新古典主義の肖像画まで、みせるための手段としての額装が作品にどのようにかかわってきたかを、50余の名画を取り上げ、魅力溢れるエピソードと共に綴る。図版多数。
目次
1 古代ローマ―額縁/額装の起源
2 中世―額縁の原型と誕生
3 ルネサンスとマニエリスム―額縁の発展、額装の再生
4 バロック―額縁/額装の発展と隆盛
5 ロココ―額縁/額装の到達点
6 新古典主義―古典への回帰
著者等紹介
小笠原尚司[オガサハラヒサシ]
1961年高崎(群馬県)生まれ。武蔵野美術大学中退。1980年代中頃よりフランス、パリを中心にフリーの写真家として雑誌、広告、建築写真の分野で仕事をする。フランス文化庁、パリ国立図書館、ヨーロッパ写真館等に多くの作品を公的コレクションとして保存される。フランス滞在中に額装の魅力にみせられ、1999年帰国後、都内に額装スクールAtelier YO、額装ショップ、ギャラリーsur‐mursをオープンし、アートと壁面装飾、そして空間との可能性を額装を通して提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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