内容説明
日本各地で多くの庶民の声を聞き、質問に答えてきた旅の名人・宮本常一は、対談・座談の名人でもある。対話は和やかでいて分かりやすく、執筆や講演では見ることの出来ない異分野の話題もあり、引き出しの多様さには驚くばかりである。語り口は優しく丁寧で、旅先で庶民と対話する姿を思い起こさせる。
目次
最西端・五島列島の魅力
中国地方民俗パノラマ
中国風土記あれこれ話
お雛さまを語る
塩の民俗を語る
民俗ハダカ放談
火の文化
道具の今昔
村の作法・都市の作法
福は外
いまの旅・これからの旅
むら・くらしの歴史を考える
著者等紹介
宮本常一[ミヤモトツネイチ]
1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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