災害と復興の中世史―ヨーロッパの人びとは惨禍をいかに生き延びたか

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  • サイズ A5判/ページ数 260,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784896941869
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

内容説明

洪水・高潮・難波・地震・飢餓・火災・疫病・戦火…災害が日常でもあった中世後期ヨーロッパの人びとは、それらとどのように向き合い、どのように克服してきたのだろうか?丹念に掘り起こした史料をもとに、災害の現場を臨場感あふれる筆致で再現する刺激的論考、待望の邦訳。

目次

序章 “人間の環境”としての災害
1 洪水―バーゼル、一五二九年六月十四日/一五三〇年七月四日
2 高潮―ルングホルトの神話
3 難破―地中海で、また北海で
4 地震―十四・十五世紀の証言から
5 飢餓―慈悲なき自然のみでなく…
6 火災―燃える都市、救命と消火
7 疫病―果てしなき災厄
8 戦火―南ドイツ、一四四九‐五〇年/ノイス、一四七四‐七五年
9 悪貨―貨幣暴落の災害と、支配層の詐欺行為
惨禍Extremereignisse―結びにかえて

著者等紹介

フーケー,ゲルハルト[フーケー,ゲルハルト] [Fouquet,Gerhard]
1952年生まれ。ドイツの中世史家。1985年にジーゲン大学で博士号を取得。カールスルーエの州立文書館員、同大学の助手、キール大学教授を歴任。同大学では歴史セミナーを担当する傍ら、副学部長を経て学長を務めた。中世から近世のドイツ都市を主なフィールドとし、いわゆる社会経済史を中心に社会史や日常生活史、さらには日本ではあまりなじみのない「物質文化史Sach‐ und Materialgeschichte」の分野を師である故ウルフ・ディルルマイアーとともに切り拓いた

ツァイリンガー,ガブリエル[ツァイリンガー,ガブリエル] [Zeilinger,Gabriel]
1975年生まれ。ドイツの中世史家。キール大学社会経済史講座助手、グライフスバルト大学助手を経て、現在キール大学講師としてフーケーとともに後進の指導に当たっている。中世後期の帝国諸侯のネットワークについての研究で博士号、成立初期の都市領主と都市共同体の関係についての研究で教授資格を取得。主な研究テーマは貴族・宮廷研究および都市の社会経済史

小沼明生[コヌマアキオ]
1970年生まれ。東京都立大学人文学部卒業後、同大学院博士課程修了(2007)。2001年より2008年までジーゲン大学に留学。故ウルフ・ディルルマイアーおよびその弟子ベルント・フーアマンの下に学ぶ。2010年より首都大学東京などで講師。専門はドイツ中世都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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AR読書記録

4
タイトルの「復興」というところに特に興味を持って読んでみたのだけれど、その意味ではちょっと肩透かしというか、主に災害の実像についてという印象だった。が、当時の人物によるリアルタイム(に近い)な記録から描かれていて、そこは災害史の本としてかなり新鮮に読めるし、こういう有名ではない、市井の人びとの記録っていうのは実際どのくらいあるものなのか、またそこから我々はちゃんと、イメージに引きずられない正しい中世像を把握できているんだろうか、と、とても気になる。難破してノルウェーまで漂流したイタリア商人の話すごいよ。2015/06/08

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