内容説明
きのこはいつの時代も、不思議な生物、美味しい食物、難病に効く妙薬とされてきました。同時に死にも至る毒きのこや幻覚性きのこは、人を畏怖させ、数々のエピソードを残しています。古今東西の逸話から最新の研究情報まで、とっておきの話を、写真や図譜など280点の貴重な図版と共に「展示」しました。ミュージアムを巡って、あなたも本物のきのこ通になってください。
目次
第1室 摩訶不思議の部屋(松の精気で出来たという、地中のきのこ;光る毒きのこ ほか)
第2室 きのこを見て森を知る(ブナ林のきのこ;マツ林のきのこ ほか)
第3室 グローバルネームと言葉の世界(きのこの学名物語―万国共通の名前を知ろう!;きのこの和名 ほか)
第4室 きのこ食堂へようこそ(庶民の知恵が広めた、シイタケづくり;古来の味覚、ヒラタケの味 ほか)
第5室 毒か薬か?食べるな危険!!(キクラゲ、その食毒は木に従う;毒か薬か、コウタケの香り ほか)
著者等紹介
根田仁[ネダヒトシ]
1957年東京に生まれる。1980年東京大学農学部林学科卒業。1982年農林水産省林野庁林業試験場(現・独立行政法人森林総合研究所)に勤務。きのこの分類・栽培などの研究に従事。現在、独立行政法人森林総合研究所きのこ・微生物研究領域長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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