内容説明
二十四節気七十二候より身近な、各地に受け継がれる自然に導かれた生活の知恵。四季の自然観察から生まれ、やがて日常生活において暦の役割を果すようになった、日本各地に残る七八〇の伝承を、昭和初期に集大成した動植物学・気象学の方面からも貴重な労作。
目次
自然暦(俚諺・俗信;俗信補遺;歌謡補遺)
著者等紹介
川口孫治郎[カワグチマゴジロウ]
明治6年、和歌山県有田郡生まれ。東京高等師範学校卒、京都帝国大学法学部卒。鳥類研究家、民俗学者。和歌山県、佐賀県、岐阜県、福岡県で教職に奉じ、名校長と謳われるなどその職務を全うする一方で、余暇を鳥類の生態観察とその記録に捧げた。晩年は、京都帝国大学理学部動物学教室嘱託として、調査旅行に専心したが、大正11年、北海道松前小島での調査中に発病、翌12年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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