ダニ・マニア―チーズをつくるダニから巨大ダニまで

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896941432
  • NDC分類 485.7
  • Cコード C0045

内容説明

手のひらに乗るもの、森で落葉を食べて暮らしているもの。フランスでは“チーズ職人”として働く、のろまな平和主義者。ダニは、知れば知るほど不思議な生きもの。さて、その正体は?希少図版150点。

目次

1章 ダニでチーズはうまくなる
2章 ダニの正体
3章 ササラダニとはどういうダニか
4章 ササラダニ大解剖
5章 ササラダニの防衛戦略
6章 タイ料理とダニをつなぐ香り
7章 ササラダニ研究最前線
付録(マニアックなササラダニの観察法;ダニ亜綱の高次分類群の和名;ダニ類の体系と土壌から得られるダニ類の特徴・見分け方)

著者等紹介

島野智之[シマノサトシ]
1968年富山県生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科単位取得満期退学。博士(学術)。農林水産省(独)農業・生物系産業技術研究機構を経て、2005年より宮城教育大学環境教育実践研究センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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朔麻

4
以前読んだ『カラス屋、カラスを食べる』の冒頭にあった、「ダニを求めて西へ東へ」の作者の本はこれだろうと手に取った。これじゃない感が半端ない。『沈黙の春』並みにつらい。もっと、ダニを求めてあちらこちらでの珍道中を求めていた自分を叱責したい。予想以上にまともな学術書ではないか。楽しく読めたのは、1章の「ダニでチーズはおいしくなる」部分だけであった…。人に迷惑をかけるダニはほんの一握り。世の中の多くのダニは分解者として生態系に重要である。表紙・裏表紙のインパクトが大きくてちょっと人前で読むのを躊躇する。2019/05/28

ふぇるけん

4
ダニに対する偏愛っぷりが凄まじく、ダニに関するエピソードに爆笑。日本ダニ学会の大会と同じフロアで結婚式があり気まずい思いをした、ぬいぐるみなどのダニグッズなどなど…この本を読むだけでちょっとした『ダニ通』になった気分。ダニは4対の脚を持ち、昆虫ではなくクモに近い。人の血を吸うダニは全体の約1%。ちなみに布団を天日干しにしてもダニは死なない!2013/03/29

みーまりぽん

3
マニアじゃないです、すみません。ただ、とりあえず知りたくなるのでゴキブリ、ナメクジなんかの本も読みましたが、同じようにイメージがあまりよろしくない生物とはいえ、実際にはダニに関してはその姿すらしっかり見たこともないということに気付きますね。葉っぱの上の赤いのはダニなのかな、クモなのかな、、、って感じで。 まぁ一般的な認知はそんなもんであろうダニについて、ダニを愛してやまない著者がざくざくっと教えてくれる一冊です。 しかし、面倒くさがりの俺には、顕微鏡が必要という時点でハードル高すぎるぜ、ダニ・マニア。。2013/10/07

piro5

2
ダニ愛に溢れる本。ダニはクモの仲間だから足は8本。吸血するダニは全体の1%で他は森で枯れ葉・虫・カビなどを食べている。本の構成にケチをつけるとすると、真ん中でダラダラとダニを紹介している章はイマイチだった。後、ダニがチーズを熟成させる仕組みを詳しく説明してほしい。2015/08/29

かのやま

2
ダニの分類とか生態を一通り網羅している面白本。もちろん載っているのは基本の基本ぐらいなんだろうけど、世間一般では『ダニに詳しい人』と呼ばれるぐらいにはなれるかも(笑)2013/01/14

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