スズメバチ―都会進出と生き残り戦略 (増補改訂新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784896941401
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C0045

内容説明

「殺人バチ」と恐れられるスズメバチの観察を続けて30年あまり。知られざる行動や習性を紹介して好評を博した旧版に、新たな知見を加えて、スズメバチと人との関係、天候との関係、巣への対処法・事故の防ぎ方などを考える。

目次

スズメバチの生活史(ピークは九月から一〇月;越冬からの目覚めと巣づくりのはじめ;女王バチの孤軍奮闘 厳しい!働きバチの誕生まで ほか)
スズメバチの生き残り戦略(スズメバチは「殺人バチ」か;都市に進出したスズメバチと新しい秩序;駆除が多発生を促している? ほか)
スズメバチを観察する(見えない世界をそばで見たい;巣の発見・困難な巣の採取;スズメバチの行動の魅力 ほか)

著者等紹介

中村雅雄[ナカムラマサオ]
1948年、東京に生まれる。1972年より、かねてから興味を持っていたスズメバチとかかわりはじめる。1983年より、教鞭を執るかたわら「都会のスズメバチの生態」について本格的な研究をはじめる。1998年には、日本昆虫学会大会のシンポジウムで、「都市近郊の昆虫の多様性」についてパネラーをつとめる。また、1994年からは、マレーシア、タイ、ベトナムなど10ヶ国で調査活動も行い、「東南アジアのスズメバチの生態と分布」の解明につとめる。さらに2007年からマレーシア・サバ大学ITBC(熱帯生物環境保全研究所)協力研究員として活動をはじめる。スズメバチ研究家。日本昆虫学会、日本応用動物昆虫学会所属。“カーリットの森”を守る市民の会、および保土ケ谷里山の会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

19
知識は(完全にではないけれど)恐怖とパニックから私たちを救ってくれる。メディアの過剰な扇動に不満を持つ人たちは楽しめる本だと思います。2016/08/01

さき@merry

18
「風の中のマリア」を読んで興味が湧いたので手を出してみた。作者が「沈黙の春」を引用しているように、自然を都合の良いように人間がコントロールできるなんて錯覚するとろくな事にならない。私自身、蜂には刺されたことも無いのに怖いイメージばかりが先行しているが、ちゃんと知識を持ち、上手に付き合っていきたいと思った。印象に残ったのは、蜂の毒針は産卵管が変化したものだということ。産むか、殺すかを同じ部分で担っているとは…。どちらにしろ壮絶な生き様である。2017/07/22

sasako

2
大学の本館で何と無く借りてしまった本。読み物&入門書(?)としてはとっつきやすく読みやすいかと。私には面白くなかったな。。。というか本来は蛍について調べに行ったはずか…^_^;2013/11/30

tatsuya.m

2
スズメバチの生態もよく分かる一冊ではあるが、著者のスズメバチへの情熱も強く感じられる内容でした。小学校で働きながら、巣の駆除、捕獲、飼育、観察とスズメバチ研究の虜になっている姿からは著者の強い好奇心、探究心を感じました。著者の生き方も感じられる内容でもあるかもしれません。2013/10/14

はる

2
スズメバチに刺された一週間後に、読みました。 なるほどなぁと思える本でした。2013/08/27

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