内容説明
マカロニウエスタンの再ブームに火をつけた伝説の一冊、怪カヘラクレスの活躍から荒野のガンマン捨て身の十字架撃ち、そして衝撃の食人族ドキュメンタリーまで、イタリア娯楽映画50年の歴史を網羅!増補改定必殺の最強版。
目次
第1部 史劇篇(怪力ヒーロー罷り通る;剣闘士と海賊たち;アメリカ・スター出帳記;イタリア史劇の終焉)
第2部 西部劇篇(鮮血の曙;爆発するブーム;太陽は真昼に輝く;爛熟の2年;迫る黄昏の中で;夕陽は沈む)
第3部 アクション&ホラー篇(栄光の旗の下に;70年代の諸様相;閉幕へのサラバンド)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おとや
1
イタリアのチネマトグラファーロの活動を網羅的に解説しているという意味では良書。ただし、基本的には日本に入ってきた映画に限っているため、本国で人気が出てシリーズ化されたような作品でも、ほとんど紹介がないものもある。また、アクションという観点から仕方ないのかも知れないが、作家性の強い作品(特にレオーネの後期作品に顕著)の評価が低いのがひっかかった。2012/02/11
アーチャー
0
「キネマ旬報」連載時から興味深く読んでいたが、こうして改めて1冊の本になった姿を見ると、著者の情熱を感じずにはいられなくなりますね。