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やっぱりバカが増えている

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896917628
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

内容説明

みんな百点ゆとり教育?露出狂まがいの性教育にジェンダーフリー?性差と性差別の違いもわからず、ただのわがままを個人主義とはき違え、自由主義を気取った全体主義であることも理解せず、「害毒」を垂れ流し続ける小利口な権威主義者たちに、もう、これ以上ダマされてはいけない。この時代が抱えもつ困難から目をそむけず、ふつうの男の視点から現在の時代風潮に切り込むこの鋭さを見よ!ここまできたらはっきり言う。ほんとうのバカはお前たちだ。

目次

第1章 この利口バカな小権力者たちを見よ!(上野千鶴子―その鉄面皮な政治主義と権威主義の仮面を剥げ;斎藤学―このフェミニスト気取りの屁理屈屋を嘲笑せよ;寺脇研―歴史上の最愚策「ゆとり教育」の元凶を糺せ;立花隆―この「知の巨人」は裸の王様だ)
第2章 社会をめぐるおかしなおかしな非常識(「対話」はどこへ行ったのか;「きずな」は薄れるだけなのか;オウム信者に人権はないのか;カルト宗教の向こうに何があるのか;退屈が新しい「殺人衝動」をつくりだした;十二歳は子どもなのか)
第3章 性と家族の迷走を糺せ(男女はどこまで「平等」なのか;ジェンダーフリー教育はなぜ「愚か」なのか;夫婦別姓はなぜ間違いなのか;「母」であること、「父」であることとはなんだろうか;いま父親はどんな役割を求められているのだろうか;どうしたらバカ社会を終わらせられるか)

著者等紹介

小浜逸郎[コハマイツオ]
1947年横浜生まれ。横浜国立大学工学部卒業。批評家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

7
夫婦別姓論争の馬鹿馬鹿しさ、マスコミの子供の犯罪に対する過剰な程(実際は減っている)の取り上げ方(結局売らんかな)など社会をめぐる非常識をバッサリと切り捨てており大変痛快です。ゆとり教育の戦犯は第一に「ミスター文部省」こと、寺脇研大臣官房審議官(当時)その人である等容赦ありません。また恥知らずの性教育(男女を同じ部屋で着替えさせる等)成程と思うことが多いです。教育に関しては理由など説明せずに問答無用、国語の時間なんだから漢字の書き取りをやれ!で良いと私も思います。自主性など百年早いわ!と私も思います。2015/11/12

尋日

2
並行して読んでいるダニエル・ベルとちょっと内容が重なっていた。やっぱり産業構造が変化して、自然ではなくもっぱら人を相手にすることが仕事となってしまったことが、コミュ力過信の世界観を醸成し、子どもたちにも影響を与えているという分析。木が切り倒せるようになったとか、組紐が編めるようになったとか、そういう分かりやすいオトナの基準がなくなったことは大きい。どうやって働くということを今の教育の中に滑りこませていくべきなのか。ボランティアもいいんだけど、それでは補えないことも見なければならない。2012/11/28

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