内容説明
史上最強と言われる平成象徴天皇制は本当に磐石なのか?国民が自らの欲望を投影した理想像を皇室に演じさせているだけではないのか?天皇制はグローバル化の時代を生き抜けるのか?天皇の戦争責任問題はなぜ決着がつかないのか?天皇を超越とした日本人のエートスはもはやなくなったのか?天皇制が抱える問題点を根底から問い直し、国民が天皇から自立する意味と条件を提起する。
目次
序章 どこから天皇を論ずるのか
第1章 尊皇という観念
第2章 天皇という超越
第3章 天皇の戦争責任
第4章 「象徴」という発明
第5章 天皇という情報価値
終章 国民の元服
著者等紹介
井崎正敏[イザキマサトシ]
1947年東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。筑摩書房専務取締役編集部長を経て、批評活動に入る
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