クライバーが讃え、ショルティが恐れた男―指揮者グッドオールの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 215,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896916751
  • NDC分類 762.33
  • Cコード C0073

内容説明

クナッパーツブッシュ、クライバー、クレンペラーなどドイツの巨匠指揮者たちの副指揮者をつとめ、ヴィッカーズやベイリーなど、すぐれたワーグナー歌手たちを育てたイギリス人指揮者、サー・レジナルド・グッドオール。周囲の無理解から冷遇され、引退寸前だったこの人物が、66才にしてようやくワーグナー指揮者として成功、「老いの花」を見事に咲かせる劇的な人生を、大指揮者たちとの交流やコヴェント・ガーデン歌劇場の歴史とともに描く。

目次

ドイツに憧れたイギリス人
イギリス・オペラの新時代に
コヴェント・ガーデンの人々
インディアン・サマー
無手の指揮者
クーベリックの災難
ショルティ登場
その指環に近づくな!
咲くはずのない花を
それは俺がやりたいこと
去りゆく人々、そして「指環」
トリスタンの夢
憧れは恋に似て

著者等紹介

山崎浩太郎[ヤマザキコウタロウ]
1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。月刊誌「レコード芸術」等に寄稿
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hr

1
面白く読み終えました。今の僕の年齢で落ち着いている場合ではないと思い知らされるグッドオールの生涯。八十歳を超えてから振りたい作品をやっとレコーディングできた場面。そこでの著者の熱の入れようが微笑ましい。表題にある「クライバーが讃え」た逸話が少しだけなのが残念。2014/03/10

ソーダサイホン

0
書きようによっては偏狭な老人として描けるのに、実に魅力的な好々爺に仕上がっており、作者がほれ込んでいるのが分かる2010/01/20

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