新書ｙ クラシック悪魔の辞典 完全版

鈴木 淳史【著】

洋泉社（2001/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 208,／高さ 18cm
• 商品コード 9784896915952
• NDC分類 760.4
• Cコード C0273

内容説明

もっとも高尚で、もっとも下世話なクラシック音楽の「禁断の快楽の書」。「悪魔がガイドする名曲・名盤」を付す。

目次

１　コンサート・劇場に関する用語
２　音楽用語
３　音楽史
４　作曲家
５　演奏家・オーケストラ・楽器
６　音楽評論とメディアに関する用語
７　クラシックな人々
８　ディスクをめぐる用語
９　拾遺集
付録　悪魔がガイドする名曲・名盤

著者等紹介

鈴木淳史［スズキアツフミ］
１９７０年に山形県寒河江市に生まれたフリー・ランスの売文業者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[zirou1984]

以下本文よりお気に入りの定義。【弦楽四十奏団】音楽によって結ばれた四人が音楽や恋愛や金銭などの理由で崩壊していくこと。【無調】調性とともに群衆を捨てるという試み。【ソプラノ】情緒不安定でヒステリーで誇大妄想の役。【ヴィオラ】ヴァイオリンを挫折した奏者と一緒に第二の人生を歩んでくれる中庸なる友。【国内盤】合法的にプレスされた海賊盤。【第九】年末になると発生する粗悪品の露店販売。【最後の巨匠】毎年、一定の数だけ量産されるもの。【ブラームス】ネチョネチョグチャグチャした感情の吐露を、理論整然と話す老紳士。

2016/09/18

[愛理ちゃん88]

さっと読んでいると面白い。付録の悪魔がガイドする名曲・名盤が著者の傾向を知る参考になる

2017/09/16

[あづさ/kyoka]

久しぶりに読んだら面白かった。“【即興】演奏者の内部に蓄積された音楽的経験を、定められたパターンで告白するための証言台”とか（笑）。本来の意味が分かっていたほうが面白いので、ある程度音楽用語の知識がある人にはおすすめ。

2013/09/02