内容説明
深刻なIT不況、SEが花形職種だなんてもう過去の話だ!花形の新規開発業務のピークはすでに過ぎ去り、単調で過酷、しかもキャリアにならない、地獄の保守業務が待ち受けている。これからのSEはコンピュータだけを相手にしているようでは生き残れない!経営センス、コミュニケーション能力、文章力。ゼネラリストとしての資質を磨き、SEとしてのアイデンティティを再構築して万能職人となれ!サバイバル競争が始まったSE業界を勝ち残るための秘訣を伝授する。
目次
第1章 SE謳歌の時代はすでに過ぎ去ろうとしている!
第2章 ITブームは完全に終焉を迎えた
第3章 SE大リストラ時代がやってくる
第4章 淘汰される負け組SEとは?
第5章 勝ち組SEになるための三つの価値
第6章 キャリアアップにつながる転職を成功させる秘訣
第7章 「急がば回れ」で勝ち組をめざせ!
第8章 SEに明るい未来はあるか
著者等紹介
岩脇一喜[イワワキカズキ]
1961年生まれ。大阪外国語大学英語科卒業後、富士銀行に入行。1983年から99年まで在職。在職時には、海外支店の国際金融業務を支援するコンピュータ・システムの企画・開発に従事。主要な担当プロジェクトは国際会計基準、欧州通貨統合、Y2K対策など。現在はフリーの翻訳家・ライターとして活躍。金融経済ソフトウェア関連書籍や月刊誌「フォーブス」などで翻訳を手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
80
15年前に書かれているので環境がだいぶ変わってきている気がします。この本ではかなりSEが減少していくようなことが書かれていますが私はそうは思いません。今後もIT関連業務はどんどん増えていくものと考えられます。ただSEの職業についてはかなり働く環境などが厳しくなっていくものと思われます。SEの職種の中でもブルーカラーに近いものと、ある程度上級職になるものと分化していくような感じがします。2015/10/11
佐島楓
20
SE(システムエンジニア)の心構えを書いたもの。あまり特殊なことは書いておらず、仕事をなさっているかた全般に対応できる内容だと思う。2014/11/18
Humbaba
5
どのような業界であっても,ずっといい調子で居続けるということはありえない.悪い状況に陥ってしまったとしても生き残れる人材になるためには,ただ眼前にあるものを実行するのではなく,更に広い視野を持つことが大切である.2012/03/06
六
5
ん~結果的にSEが企画営業も出来ないとやっていけなくなるよって言っている10年前の本。保守はそこまで技術が付かないというか、専門的過ぎるんだけど、最近はそういう仕事しかないから色々できるようにしていかないと駄目よ~って感じの話。2011/04/17
Humbaba
5
ITバブルによって,SEの数は本来必要とされているよりも多くなってしまった.多くなってしまえば,本当に有能な一部を除けば仕事がなくなる.優秀であるというのは,単に技術を持っているということを意味しない.それよりも,社会人としての能力が高いことのほうが大切である.2011/04/11