内容説明
本書は、巨大な製作費、豪華なスター、だけど中身は大惨事の映画を紹介する。
目次
これが底抜け超大作大賞だ!ゴールデン・ラズベリー・アワード受賞作リスト
オレはそれを「ギラーミン」と呼ぶ
シュトロハイムから『ラスト・アクション・ヒーロー』まで
『世界崩壊の序曲』で崩壊したパニック屋店長
『エアポート80』『大地震』
『東京湾炎上』『地震列島』『首都消失』
『大火災』『大洪水』『シティ・オン・ファイア』
『メテオ』『クライシス2050』
『漂流教室』
『さよならジュピター』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hanchyan@発想は間違ってない
29
気の合う誰かと本の話ししてて、「アレ面白かったよね!」ってなるのが盛り上がるのは当たり前だけど、同様か、もしかしたらそれ以上盛り上がるのが「あ〜アレな!つまんなかったな~!」っていう場合だ(笑) 幸いにして自分の周りには品格ある読み友さんが多いので(笑)読メあんまり見かけないけど、飲んだときなんかに、お互いの趣味嗜好を理解しあってる同士で「ありゃダメだよ」話が始まると、まー面白いわ楽しいわ。本書は、そんな感じで「煽るだけ煽りやがってコレか!」っていう『大作映画』の数々を、愛あるツッコミで紹介した一冊。2022/05/16
松藤瞭太
0
金をかければかけるほど虚しさが露呈する超大作の数々。だからこそ素晴らしい。2016/05/16
かにこ
0
巻頭の迫力あるチラシに添えられた言葉。「セコいライトバン一台で解決する話」「ただのクマだったよ」等々素晴らしい。本文中では、スティーブン・キングの映画について、ゲームの映画についての文章が好きすぎます。2011/05/20
crpsclr
0
巻頭に載っているチラシがすばらしい。紹介されている映画の粗筋を読むだけでもかなり楽しめる。書かれていることが本当か確かめるために観るのも面白いだろう。巨額の資金をかけたにもかかわらず作品として破綻し、興行的にも回収できなかった古今東西の大作リスト。これを読むと、映画作りが監督の作家性だけで成り立つものではないことがよく分かる。英語のタイトルは"The Big Budget Bad Movies"と頭韻を踏んでいる。 2010/08/26
ビーフハート
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映画ビジネスってほんと因果なもんだなぁ、と。どんだけ悲惨なことになってるのか確認がてら観たくなってしまうのも因果なもんだけど。幻の湖とかをね。2019/08/10
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