内容説明
『東海道四谷怪談』『地獄』『花嫁吸血魔』…若き日の丹波哲郎、石井輝男を育て、エロ・グロ・ナンセンスの新東宝・大蔵映画に君臨した、伝説の映画人・大蔵貢の生涯と、彼の製作した幻の怪談映画の行方を追う！！特別付録・新東宝＆大蔵の全怪談映画解説収録。
目次
第１章 怪奇少年の昭和史
第２章 大蔵貢の伝説
第３章 小林悟監督―『沖縄怪談逆吊り幽霊・支那怪談死棺破り』
第４章 小川欽也監督―『生首情痴事件』『怪談バラバラ幽霊』を撮った男
第５章 石川義寛監督―『怪猫お玉が池』『怪猫呪いの沼』を撮った男
第６章 高橋勝二氏―『地獄』で鬼を演じた男
第７章 大蔵満彦・大蔵映画社長―息子から見た父・大蔵貢
第８章 内藤憲一氏―大蔵貢の右腕だった男
第９章 田島良一・日本大学教授―大蔵映画を愛しつづける男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
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新東宝の、とりわけ中川信夫監督の作品について知りたかったので、貴重な情報を得ることができました。著者の怪談映画に対する愛が感じられる良書です。
おとや
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英語のサブタイトルにもある通り、新東宝・大蔵映画の大蔵貢の軌跡を追ったルポルタージュ。当時の監督・助監督のインタビューも収録されており、貴重な一冊。2012/03/18
tkm66
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古本で購入し、海外の研究者に求められて送り、後で自分用にも購入。2004/05/23
