内容説明
史上最低の映画監督エド・ウッドと、それよりヒドいキワモノ見世物映画のすべてを網羅した日本最初のガラクタ映画大全。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますりん
6
買ってしまいました。。。記念すべき映画秘宝創刊号。ティム・バートンの「エド・ウッド」を観てどうしても欲しくなってしまい中古で取り寄せ。町山さん&柳下さんのファビュラス・バーカー・ボーイズ+江戸木純さんという組み合わせで、表紙のコラージュはなんと宇川直宏さん。連綿と続いたサイテー映画への愛の種がふんだんに詰まってます。これだけ撒かれた種から、映画秘宝&別冊映画秘宝はノンストップで時代を駆け抜けたのでした。 個人的にはデルモンテ平山(平山夢明さん)のゴミ映画ビデオ150選がツボ。2022/06/05
nappyon
4
エクスプロイテーション映画…サクッと金を稼ぐためだけにサクッと作られた映画、有体に言えば「サイテー映画」…を愛する人々が集うとこんなとんでもない本ができるのね。全編通してテンションがぶっ飛んでる。しかし、友成純一がどっかで「B級映画には時代の空気が詰まってる」みたいなことを言っていた(気がする)ように、金を集める目的で作られた作品はその時代の人々の欲望を一直線に指し示しているわけで。こういう映画史を描くことはすなわち人間の歴史を凝縮して描くことになる…なんて。ウィリアム・キャッスルの映画見てみたいなぁ。2012/10/07
atyang
4
デルモンテ平山がさすがの超絶クオリティ。2011/10/14
kyo
3
町山さんの前書きに痺れた。「『映画が好き』と言ってる奴らのほとんどが最上段の『イイ映画』しか見ていない。丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がる巨大なスラムを見てから言え!」2011/01/11
gu
2
「エド・ウッドなんてマシなほうだ!」とのこと。知らない名前と作品が多くて一部流し読みしてしまった。名作、巨匠、スターがいる一方で技量も金も志も無い魑魅魍魎が蠢いているのが映画の世界か。業が深いなあ。2013/01/06
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