内容説明
吹雪の晩に見知らぬ城にたどり着いた商人は、心優しい末娘への土産にと、窓辺に咲く一輪のバラに手をのばした。大切なバラを盗られて怒った城主は、その恐ろしい姿を現し、商人に娘をひとり差し出すように要求するのだが…。うわべの美しさにとらわれていた者がやがて真実の愛を見出すまでを描いた、フランスの代表的民話。
著者等紹介
スミス‐セラフィン,ザンティ[スミスセラフィン,ザンティ][Smith‐Serafin,Xanthe]
米国ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学卒業。1987年に来日し、声優、通訳、翻訳家として活動する。1996年にハワイ島に移住し、翻訳やコピーライティングを提供するGolden Angel Consultingを設立。2001年にはVolcano School of Arts & Sciencesを設立する。現在は翻訳家、ライター、日本語教師として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
46
《購入本》超簡単な英語で、かつ美しく面白い物語。先頃、映画で大人気の作品だが、ストーリーを知ったのは今回が初めて。アップダウンのある展開で読み手はあっという間に物語に吸い込まれてしまう。最後は、予定調和となるが、それはまた王道の安心感でもある。やはり美しい物語は、年月を経ても輝きを失わない。2017/06/16
風太郎
13
『美女と野獣』、初めて読みました。簡単な英語で書かれていて大変読みやすいです。さて、この本は、美女と野獣の愛の物語が中心ですが、父と娘の間の愛情、兄弟姉妹の間の愛情と嫉妬をめぐる物語でもあると思います。そしてその脇の筋がいいので、メインの話が目立っています。最後はハッピーエンドでお約束的な終わり方ですが、人生こうあって欲しいなという人の願望の表れですよね。世知辛い人生はあっちへ行ってて欲しいです。2018/02/16
yuna☆
11
「多読」の手始めとして紹介されていたこちらをkindle版にて。初心者にも読みやすく、また物語的にも十分楽しみながらすいすい読めた。美女と野獣のタイトルこそ知れど、映画も本も読んだことがなかったのでいいきっかけになった。野獣が思っていたより優しく紳士的だったり、また求婚を断られる度に悲しい顔をするので結構繊細なんだなと意外だった。それにしても、姉さん達が実父に毒を盛っていた部分は、さすがにやりすぎじゃ・・・と読みながらビックリした。2015/04/20
ぶどう
10
英語多読4冊目、6050語。合計21590語。 今までの物語の本と同じ位の難易度で読みやすかった。 とても優しく美しい末娘が真実の愛に目覚めるというストーリー。読後感が爽やかで良い!2023/08/30
ふろんた2.0
10
英語多読。ストーリーもしっかりしていて読みやすいです。(YL2.9/6040words/13冊87837words)2014/02/25