ラダーシリーズ
日本の経済

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  • サイズ B40判/ページ数 94p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896841473
  • NDC分類 837.7
  • Cコード C0082

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみすむ

7
いかにも日本人が書いたような英文で、英訳前の文章が透けて見えるほど。ただし、文体は至って平明で、婉曲的な表現や皮肉を込めたユーモアなどは一切混じっていない。内容は中学の公民の教科書で習うような戦後日本経済の事柄。例えば、第1章は戦後復興から高度成長を経てバブルが崩壊し失われた10年に至る歴史の要約。第2章は終身雇用・年功序列・企業別労働組合の3つからなる日本的経営の特徴の他に株式持合いやメインバンクシステム、トヨタ生産方式も扱う。その他の章も日米貿易摩擦や構造改革などのトピックの説明が英語で勉強になる。2018/09/21

あじさい

6
たまには英文を、と思いラダーシリーズ。仕事で英語を使う訳でも、海外出張の機会がある訳でもないが、時々英語には触れるようにしている。日本語で書かれた文章を読む時に比べて、遥かに一語一語を無意識のうちに丁寧に読んでしまう、この感覚を大事にしたいなぁ、と。本作品は経済についても、それを説明する英文についても理解し易いように配慮されている。私の通っていた高校で指定されていた副読本よりずっと親切。リアルな英文ではなく、英語を学習したい日本人に向けて加工された文章、だけど「読めた」気にさせてくれる。良いテキストです2015/09/25

みどるん

6
英語と戦後(経済史)が勉強できる本。糸と縄の交換を思い出した。2014/05/23

チコリンタ

6
戦後のハイパーインフレからの復興、石油危機の対応、バブルとその処理、現在の問題といった内容が簡単な英語で書かれた本。かなり読みやすい。この本よりも簡単な英単語で書かれた物語の方が余程難しかった。 2012/12/01

ハンギ

2
英語学習用のテキストだけど、かなり要約されていて、勉強になった。ニクソンショックにより日本の高度経済成長が終わり、プラザ合意によって円高、低金利、バブル経済が進んでしまった。他にも株式持ち合い、メインバンク制などかつての日本的慣行にも触れられている。また変わりゆく日本の雇用問題、日米構造協議などの問題もあった。最初の日米貿易摩擦は繊維業界であり、繊維製品の輸出を抑える見返りに沖縄返還をしたとは知らなかった。書かれたのが2005年なので最新の内容とは言えないけど、経済問題の入門書としてもよかったと思う。2013/11/10

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