内容説明
中学生の伊藤絵里子は、夏休みの課題研究で米子市出身の音楽家「鷲見三郎」について調べることに。西洋音楽が入って来たばかりの明治時代、山陰の片田舎でなんでヴァイオリン?22歳にして上京し、翌年にはもう交響楽団で演奏できたなんて、うっそー!?演奏者から指導者へ転身して、ちょー有名なヴァイオリニストがみーんな門下生だなんて、信じられなーい。その記録やエピソードを辿るうちに、「日本ヴァイオリン界の父・鷲見三郎」のナゾが次第に明らかに。中学生の目を通してその生涯を興味深く語ったストーリー。
著者等紹介
松本薫[マツモトカオル]
米子市淀江町出身。2000年、「ブロックはうす」で早稲田文学新人賞を受賞。2005年、「梨の花は春の雪」が市民シネマの原作に選ばれる。現在NHK文化センター米子教室で「小説・エッセイ入門」を開講中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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