荷風と静枝―明治大逆事件の陰画

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荷風と静枝―明治大逆事件の陰画

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896749205
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

明治四十四年一月十八日、二十四名の被告たちに死刑が宣告された大逆事件の判決の日、永井荷風は一人の芸妓に電話をかけた―「わたしは文学者たる以上この思想問題について黙してゐてはならない」。逆風の時代を生きる男と女の愛の深淵。

目次

序の巻 大逆事件判決日の荷風と芸妓八重次のこと
1の巻 八重次生い立ち―並びに「文学芸者」となること(“花柳小説”の原風景;生い立ちに関する諸資料の問題;祖父と二人の師匠;藤間勘右衛門;「文学芸者」八重次)
2の巻 八重次と荷風―ご両人の出会いのこと(荷風二度の結婚;八重次との遭遇;大逆事件前夜の荷風時代観;日蔭者へのあこがれと実践;結婚のあとさき;「結婚制度」への訣別)
3の巻 静枝と荷風―ご両人の自己表現のこと(『矢はずぐさ』執筆前後;“花柳小説”の終焉;当代『芸者論』と荷風;荷風の女性観をめぐって;静枝の舞踊革新と短歌活動)
結びの巻 大逆事件の陰画を今に映ずること

著者等紹介

塩浦彰[シオウラアキラ]
1935年新潟県に出生。県下の短期大学、高等学校教員を歴任し2005年定年退職。日本近代文学会・国際啄木学会・平出修研究会・大逆事件の真実をあきらかにする会の各会員。石川啄木と妻節子、平出修らを対象とする実証的研究と、新潟県における埋もれた明治期明星派歌人の調査研究を進め、県下公民館講座などで紹介周知に努めている。また、啄木の小説をジェンダーの視点から再評価する試みにも関心があり、継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

1
興味深くはあったけれど、どこか中途半端な印象を受けた。まず、荷風と静枝との関係に大逆事件がどのように影響を及ぼしているのかが、今一つ見えてこない。何やらこじつけに見えさえする。後、著者は実証的な著述を旨としているようだが、そのために読み物としての魅力が薄まっているように思う。学術論文として書かれたものではないのだから、そんなに実証的な裏付けに拘る必要は無いのではないか?仮に実証性に拘るにしても、それを前面に出すのではなく、読み物としての面白さを優先させたほうがいいのではないか?そんな気にさせられた。2012/06/10

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