内容説明
時代は何に向かって言葉を生み出すのか―。錯綜した現実を解きほぐすこと。テロと短歌、ジェンダーと戦争、オウムと「心の闇」、寺山修司とアニミズム、福島泰樹と朔太郎、境界の光景、隙間だらけの日本語…。短歌評論に新しい境地を切り開く著者の第二評論集。
目次
1 時代と短歌
2 時代の闇と心の闇
3 アニミズムと寺山修司
4 情の力
5 言葉を生きる
6 境界の光景
7 短歌なるもの
著者等紹介
岡部隆志[オカベタカシ]
1949年生まれ。明治大学大学院日本文学科修士課程修了。専攻は日本古代文学、民俗学、近現代文学。現在の仕事としては、中国少数民族の口誦文化を調査しており、日本の歌や神話との比較研究をしている。現在、共立女子短期大学教授
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