内容説明
「インドラの網」「マグノリアの木」「雪渡り」「双子の星」「鹿踊りのはじまり」「めくらぶだうと虹」「ガドルフの百合」の七篇に即して、魅惑的な謎を見いだし、それぞれの“面白さ”の秘密を探り、人びとを多彩な賢治ワールドへ誘う試み。賢治のファンタジーを読み解く。
目次
「インドラの網」―聖と俗
「マグノリアの木」―“聖域”への道
「雪渡り」―往還する物語
「双子の星」―チュンセとポウセの“旅”
「鹿踊りのはじまり」―“風”のはこんだ物語
「めくらぶだうと虹」―そらと地上との対話
「ガドルフの百合」―旅するものの物語
著者等紹介
遠藤祐[エンドウユウ]
1925年東京に生まれる。東京大学文学部(旧制)卒業。日本近・現代文学専攻。フェリス女学院大学文学部、聖心女子大学文学部、昭和女子大学大学院文学研究科各教授を歴任。日本キリスト教文学会役員、文学博士。谷崎潤一郎、宮澤賢治、芥川龍之介、太宰治、遠藤周作らの文学を対象に、それぞれの作品テクストの示す語り構造に注目し、綿密な読み解きをとおして主題の在り処を探る試みに意を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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