内容説明
死は、どのようにし描かれたか?穂吉、よだか、楢夫、小十郎…。腎治童話の主人公たちは、なぜ“笑って”死んでいったのだろうか。腎治も“笑って”死を迎えた―。
目次
序章 生と死について科学と宗教の融合
第1章 「よだかの星」のよだかの死
第2章 「二十六夜」の穂吉の死
第3章 「なめとこ山の熊」の小十郎の死
第4章 「フランドン農学校の豚」とその死
第5章 「ビデテリアン大祭」食うものと食われるもの
第6章「グスコーブドリの伝記」のブドリの死
第7章 「ひかりの素足」楢夫の死と一郎の蘇生
第8章 「銀河鉄道の夜」カムパネルラの死とジョバンニの帰還