叢書日本再考スペシャル<br> 運慶とバロックの巨匠たち―『仁王』像は運慶作にあらず

叢書日本再考スペシャル
運慶とバロックの巨匠たち―『仁王』像は運慶作にあらず

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784896678611
  • NDC分類 712.1
  • Cコード C0071

内容説明

西欧に数百年も先駆けた鎌倉時代の人物表現!有名な東大寺の『仁王』像は、教科書などでも運慶の作品とされていて、これまで誰も疑ってこなかったが、そうではない!快慶は、運慶と並ぶ大作家だとされてきたが、評価できない。運慶作『弘法大師』像を新発見。など、定説をくつがえし、鎌倉時代の八人の巨匠を世界美術史上に位置づける。また、七大巨匠の全作品リストを、日本で初めて作成し、写真もつける。

目次

はじめに 南大門『仁王』像は運慶作ではない
序章 仏像を芸術作品として見る
第1章 雄渾の師匠・運慶―『無著・世親』像と全作品
第2章 名匠の復活・湛慶―『摩和羅女』像と全作品
第3章 諧謔の巧匠・康弁―『天燈鬼』『龍燈鬼』
第4章 忿怒の巨匠・定慶―『金剛力士』像と全作品
第5章 品格の画匠・藤原信実―『源頼朝』像と全作品
第6章 華麗の名匠・住吉慶忍―『平治物語絵詞』と全作品
第7章 清廉の巧匠・無等周位―『大燈国師』と全作品
終章 美術史方法論の問題―様式からの出発

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
鎌倉時代の仏像彫刻と絵画をバロック様式になぞらえて読み解く本。美術の研究者である作者の目を通すので、作品の制作者はその先生の主観になってしまうような。でもその為の議論もこの先生の望むところのようだし、章ごとに載せられた作品リストも参考になる。地方に残されている作品も見に行ってみたいし、三十三間堂と興福寺はまさに宝の山だと再確認。定慶作という金剛力士像が素晴らしく男前。2010/06/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/601394
  • ご注意事項

最近チェックした商品