内容説明
高杉は、長州の得意の時も危機の時も、何時もその渦中にいなかった。放浪したり、脱藩したり、上海にいたり…。そして、真の真の危機に忽然と現れ、数十人の部下を手兵として瞬く間に最強の戦艦を奪い、武士から特殊部落民まで一緒にした奇兵隊を日本で初めて創設、長州を倒幕に反転させ、維新革命の起爆剤とした。思想も行動力もありながら夭折した天才。義経、正成、幸村型の名将だった。
目次
1 晋作誕生
2 松下村塾
3 江戸遊学
4 遊歴
5 上海渡航
6 狂学
7 奇兵隊
8 危機
9 決起
10 逃亡
11 出撃・終章
著者等紹介
冨成博[トミナリヒロシ]
1922(大正11)年山口県生まれ。九州大学工学部卒業。酒類の卸販売会社を経て、著述業に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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