有隣新書<br> 江島詣―弁財天信仰のかたち

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江島詣―弁財天信仰のかたち

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896602302
  • NDC分類 387
  • Cコード C0221

出版社内容情報

江島は神仏習合の弁財天の島であった。その信仰の変遷と江戸中期以降人気となった「江島詣」を史料、浮世絵などをもとに概観する江島は、風光明媚な景観や新鮮な魚介等で知られる日本屈指の観光地である。訪れる人々の多くにとって、緑の江島と相模湾越しの富士の佳景は格別なものがある。
江戸時代まで江島は神仏習合の弁財天の島であり、島内の三社は互いに競い合いつつ開帳や祭礼を行っていた。江戸中期以降、行きやすい場所として、江戸庶民に「江島詣」が人気となった。
江島の繁栄を支えた弁財天信仰の変遷を、その由緒を伝えた江島縁起や数々の歴史的史料、浮世絵などをもとに概観する。

第?部 江島弁財天信仰と江島縁起の世界
第一章 弁財天信仰の多様性
第二章「縁起」の中の江島
 残された江島縁起/江島縁起にみる来島の宗教者と三社

第?部 中世の「江島」世界
第一章 中世都市鎌倉と霊所の江島 
 『吾妻鏡』と江島/中世文芸作品の江島/鎌倉の禅宗と鶴岡八幡神・江島弁財天
第二章 戦乱の世と江島弁財天
 鎌倉公方・古河公方と江島弁財天/小田原北条氏と江島弁財天

第?部 江戸幕府と江島弁財天の格式
第一章 江戸将軍家と江島弁財天信仰
 徳川家康の関東入封/秀忠とお江の信仰/将軍家と大奥の女性たち
第二章 江島弁財天別当と島内秩序の確立
 格式をめぐる争論/岩本院の寺格と仁和寺の直末化/下之坊の繁昌
第三章 惣別当岩本院の格式
 惣別当岩本院の誕生と格式/仁和寺門跡の江戸参向と末寺巡行/江島「御成」

第?部 江島弁財天信仰のひろまりと「江島詣」
第一章 杉山検校と吉永升庵
 綱吉と杉山検校/吉永升庵の弁財天信仰
第二章 江島御師の活躍と旦那場
 江島御師と参詣者の増加/旦那の獲得と参詣者
第三章 開帳の開催と大都市江戸  
 江島三社の弁財天像と開帳/江戸の出開帳
第四章 「江島詣」?道中と島内の巡覧
 江島への道すがら/見所多き島内 ?絵図を片手に  
第五章 「江島詣」と浮世絵 ?浮世絵を読む
 江島と浮世絵/「江の島浮世絵」にみる江島詣   

第?部 明治維新とその後の江島
第一章 江島弁財天と神仏分離 
 別当僧侶の還俗/江島神社の成立とその後/変貌する江島

鈴木良明[スズキヨシアキ]
著・文・その他

内容説明

江島は、風光明媚な景観や新鮮な魚介等で知られる日本屈指の観光地である。訪れる人々の多くにとって、縁の江島と相模湾越しの富士の佳景は格別なものがある。江戸時代まで江島は神仏習合の弁財天の島であり、島内の三社は互いに競い合いつつ開帳や祭礼を行っていた。江戸中期以降、行きやすい場所として、江戸庶民に「江島詣」が人気となった。江島の繁栄を支えた弁財天信仰の変遷を、その由緒を伝えた江島縁起や数々の歴史的史料、浮世絵などをもとに概観する。

著者等紹介

鈴木良明[スズキヨシアキ]
1946年藤沢市生れ。國學院大學史学科卒業。鎌倉国宝館館長。神奈川県立歴史博物館学芸員、神奈川県立金沢文庫長を経て、現職。専門は、近世史(宗教史・文化史)。藤沢市文化財保護委員会委員長、伊勢原市文化財保護審議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イツシノコヲリ(丹波國)

4
江島水族館は小6に行ったのを覚えているが、江島本体については記憶がない。この書籍は前近代の江島について簡潔にまとめられていて勉強になった。中世からそれなりの信仰を集めていたようだが、断片的にしか分からない。江島の弁才天といっても、本宮、上之宮、下之宮など複数の場所に祀られていたというのは驚いた。近世では岩本院が上之宮と下之宮よりも上位にあり、江島を実質的に支配していた。近代の明治維新により神社化され、岩本院は旅館業を営むことなり現代に至る。2024/03/13

katashin86

1
仏教のなかの七福「神」として、そもそもが神仏混淆的な弁財天信仰。そのひとつの聖地たる相模江の島の変遷を知ることができる。 女神のもと大奥はじめ女性の信仰が多く寄せられていたことや、島の各所に点在する宮がそれぞれ分立的で威を争っていたこと、そしてそのすべてが近現代150年で大きく姿を変えてしまったこと。もはや信仰の聖地としての風情が感じづらい今の江の島だが、この本を片手にもう一度弁財天を探しに行きたい。2022/02/13

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