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安達泰盛と鎌倉幕府―霜月騒動とその周辺

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  • サイズ B40判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896601961
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C0221

内容説明

鎌倉時代の中ごろ、鎌倉幕府は蒙古襲来の危機に直面し、執権政治にかわって、北条氏嫡流家の得宗による専制支配が進行していた。安達泰盛は、源頼朝の従者で側近として活躍した盛長の曾孫という名門の血をひき、北条時宗の死後、次々と改革の指針を打ち出し、幕府政治の転換点に立った人物である。本書は、盛長・景盛・義景の安達家三代の軌跡をたどりながら、有力御家人層の信頼を一身に集めた泰盛が、弘安八年(一二八五)の霜月騒動によって、新興勢力である得宗被官の平頼綱に滅ぼされた生涯を明らかにする。

目次

第1章 泰盛以前の安達氏(安達氏の祖盛長;泰盛の祖父景盛 ほか)
第2章 安達泰盛と鎌倉幕府(泰盛とその一族・家臣;泰盛と一族の政治的位置 ほか)
第3章 安達泰盛と霜月騒動(御恩奉行泰盛と御家人・御内人;安達泰盛の弘安改革 ほか)
終章 霜月騒動後の鎌倉幕府(得宗貞時と平頼綱;永仁元年の鎌倉大地震と平頼綱の乱 ほか)

著者等紹介

福島金治[フクシマカネハル]
1953年生まれ。九州大学大学院博士後期課程中退。神奈川県立金沢文庫主任学芸員をへて、現在、愛知学院大学文学部教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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