内容説明
20世紀舞踊の作家と作品世界をとらえる。第1部は3人の女性開拓者を取り上げ、舞踊思想の形成過程に焦点を当てながら新たに何が実現したのか、を論じ、第2部の舞踊家の各論は、生涯、舞踊思想、主要作品、代表作の作品世界、という共通の枠組みで作家と作品を論じ、最後に現代の動向をおさえた。
目次
第1部 ニューダンスの誕生と展開(ロイ・フラー―光と色の魔術師;イサドラ・ダンカン―「自然」と「自由」の求道者;ルース・セント・デニス―東洋の神秘を踊る女神)
第2部 モダンダンスの確立と現代舞踊の挑戦(マーサ・グラハム―劇的内面表現の創造;クルト・ヨース―動きで語るダンスドラマ;アントニー・チューダー―心の陰影をつむぎだす;ジョージ・バランシン―形式美の追求;アルビン・エイリー―永遠なるスピリチュアル ほか)