内容説明
四国山中は四万十川上流の小さな村で豊かな自然の中に幼少期の感性を育み、京都で青年期の十五年、芸術家の魂を涵養した作者が五十余の作品から厳選。山村が舞台の六篇、京都を舞台に二篇。その土地に古くから伝わる習俗、肉親や友人知人との悲喜こもごも、読む者おのおのの想い出と共振する人生の何気ない日々の美しい瞬間を丁寧に切り取って象徴的に綴る作品集。
著者等紹介
井岡道子[イオカミチコ]
愛媛県生まれ。グラフィック・デザイナーとして広告代理店、デザイン事務所等勤務。その後上京、フリーランサーとなる。2004年より執筆活動始める。2007年「父のグッド・バイ」(山梨日日新聞社・やまなし文学賞受賞により)発行。2015年「次ぎの人」で第一回林芙美子文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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