モスカット一族

個数:

モスカット一族

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 869p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896427172
  • NDC分類 929.733
  • Cコード C0097

内容説明

ニューヨークのイディッシュ語新聞への足掛け三年の連載、邦訳一八〇〇枚に及ぶ『モスカット一族』は作者自身が「一つの時代を再現することが目的だった」と語るように、分割支配下のポーランドのイディッシュ文化圏を四世代百余人を登場させ具体的事実を連ねて十全に語り継いでいる。この物語はまた、二千年に及ぶユダヤの伝統社会が近代化という世界の潮流の中で崩壊していく、一つの社会を生きた最後の人々を赤裸々に描き切っている。あるいはまた、われわれ人類の末路を予見させる物語であるかも知れない。いずれにせよ読み始めたら頁を繰る手の止まらない、読む度に味わい深くなる傑作長篇である。ノーベル文学賞受賞宜なるかな。(三度読んだ編集人一推しの書)

著者等紹介

シンガー,アイザック・バシェヴィス[シンガー,アイザックバシェヴィス] [Singer,Isaac Bashevis]
1903年、ポーランドのワルシャワ郊外でユダヤ教のラビの子として生まれる。1920年代半ばからイディッシュ語による短篇小説を発表し始める。35年に兄で作家のイスラエル・ジョシュア・シンガーの援助で渡米。その後もイディッシュ語で作品を書き続け、1970年と74年に全米図書賞を、78年にノーベル文学賞を受賞する。長篇小説、短篇小説、童話、エッセイ、回想録など、多くの作品が英訳されている。1991年にアメリカで亡くなった

おおさきふみこ[オオサキフミコ]
1953年生まれ。明治大学文学部文学研究科博士後期課程単位取得退学。鶴見大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

105
第二次世界大戦開始直前までのポーランド・ユダヤの大勢力モスカット一族の盛衰を4代に亘って丁寧に描き出した大作である。青年エイザ・ヘシェルがモスカット一族の領袖であるメシュラムの一家に紹介され、勉強を始める。エイザ・ヘシェルはメシュラムの子女のひとりで勉強を教えてくれるハダッサと恋仲になり、駆落ちまでしたりするが失敗に終わる。その後も彼を慕う女性を裏切り続けるが「本質的に世俗の人ではなく、神に仕えるか死ぬか」という人格であることが次第に明らかになってゆく…。⇒2024/08/26

ケイ

102
二十世紀初め頃からポーランド、特にワルシャワ周辺に住むユダヤ人らの生活を細かに描いている長編。あえて引き合いに出すが、2017年にようやく翻訳された19世紀のポーランドの物語は、これよりさらに長いものの当時の世界に入り込んで読んだ。こちらは『100年の孤独』の如く何世代にも渡るファミリーサガの一面もあり、第二次世界大戦の始まりの兆しには絶望感が見える。しかし、彼らにはあちこちにコミュニティを築くことができていたではないか、と今のガザが常に頭に浮かんできて、冷めた視線をどうしても始終持ってしまった2024/07/08

NAO

59
800ページ越えのユダヤ一族の家族史。『愛の迷路』でもそうだが、この作家が描く男性は、あまりにも女性に対して節操がない。エイザ・へシェルが求めているのは何が起きても変わらない絶対真理で、それに対してユダヤの神は「死んだ神、名前だけの神」にすぎなかった。だが、絶対真理が見つからないからといって、何をしてもいいというわけではないと私は思う。ひとつの社会や思想が崩壊するときにはモラルなどないに等しいということなのだろう。メシュラム死後の地所や財産もずる賢く要領のいい者が奪っていき、ここにもモラルはない。2024/09/19

アヴォカド

12
この厚さ!この値段!しかし、厚さの割にはスタスタ読める。面白かった。2024/06/26

みんみん

3
純粋で生真面目な青年という体で現れたエイザ・へシェルの放埒さよ……。滅んでいくユダヤ人一族の物語なのだが、主人公に限らず、とにかく離婚したり再婚したり。情熱のまま一緒になったものの、その後愛想を尽かしたりと忙しない。財産分与も適当。というか、強奪したもの勝ちという……。最後に迫り来る絶望はさすがの読み応え。2024/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21790975
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品