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著者等紹介
ミツキェーヴィチ,アダム[ミツキェーヴィチ,アダム] [Mickiewicz,Adam]
1798年12月24日、現ベラルーシ共和国西部、元リトアニア大公国のザオシェ(またはノヴォグルデク)に生まれ、ポーランド語で執筆した詩人、思想家。作品は広く西・南スラヴ世界で読まれ、ポーランド語・文化における例外的に強力なその影響は現代まで続いている。1819年ヴィルノ大学卒。1822年『バラードとロマンス』発表。1824年ロシア流刑。1832年以降パリに住み、1839年から一年間スイスのローザンヌ大学でラテン文学を講義、1840~44年にはコレージュ・ド・フランスでスラヴ文学を講義した
関口時正[セキグチトキマサ]
東京生まれ。東京大学卒。ポーランド政府給費留学(ヤギェロン大学)。1992~2013年、東京外国語大学でポーランド文化を教える。同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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刳森伸一
3
ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキェーヴィチのバラードとロマンスを集めた選集。バラードがいわゆる三詩節と一反歌で構成された「正式」なものなのかとか、バラードとロマンスの違いは何かといった形式的なことを読み解く力がないが、要するに民話的な短めの物語詩が集められている。訳者の評価はイマイチのようだけど、個人的には、素朴ながらも民衆の驚異が反映されたこれらの詩は十分素晴らしいものだと思う。2020/01/13
みかん
1
ショパンのバラード3番の由来という俗説もある「シフィテジャンカ」の一節がとても良い。 「夜ともなれば銀色の淵を床に、/鏡の天幕の下、/やわらかな睡蓮の花を敷布にして、/この世ならぬ幻の数々に添われて寝入りましょう」 ちなみにショパンとミツキェヴィチの関係は訳者解説でバッサリ「無いわ」と切り捨てられてて好感が持てた2023/01/13
葛
1
2014年10月10日印刷 2014年10月30日発行 著者:アダム・ミツキェーヴィチ 訳者:関口時正 発行者:飯島徹 発行所:未知谷 組版:柏木薫 オフセット印刷:ディグ 活版印刷:宮田印刷 製本所:牧製本 装幀:菊地信義 定価:本体2500円+税2022/11/28