内容説明
希代の彫刻家砂澤ビッキ―霊気をも宿す究極の生=樹木掌と指先とでその木肌に触れ内に秘められた生命の漲りを作品に込めて人々に提示した57歳で逝った作家の生と作品その凜たる姿と共振する一書。
目次
1(風雪という名の鑿)
2(音威子府行;ビッキならどうする? ほか)
3(砂澤ビッキを語る)
4(洞爺湖の砂澤ビッキ;ビッキは飛んで行く! ほか)
著者等紹介
酒井忠康[サカイタダヤス]
1941年北海道生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1964年神奈川県立近代美術館に勤務。同美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。幕末明治期の美術をテーマとした『海の鎖』『開化の浮世絵師清親』で注目され、その後、美術批評家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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