目次
ギーターンジャリ ベンガル語本
歌の捧げもの ギーターンジャリ英訳散文詩集
著者等紹介
タゴール,ラビンドラナート[タゴール,ラビンドラナート] [Tagore,Rabindranath]
1861~1941。英国統治下のインド・コルカタに生まれる。1913年、英語散文詩集『ギーターンジャリ 歌の捧げもの』によりノーベル文学賞を受賞。欧州以外で初のノーベル賞受賞であった。神秘的で純粋な詩精神にあふれ、愛と情熱のほとばしる詩や歌を母語ベンガル語で数多くあらわす。人間の尊厳への透徹した眼差しをもち、きわめて知的で普遍的なヒューマニストであった。しばしばヒューマニズムの唱道者とも呼ばれる。第一義的に詩人であり、同時に音楽家であった。ベンガルの村を遍歴するバウルの歌を愛し、歌はベンガルの心を代表すると考えて、その伝承旋律をしばしば自作歌にもちいた・インドとバングラデシュ両国の国歌はタゴールの作詩作曲である。多くの戯曲や舞踏劇があり、二千曲ともいわれる詩人の歌を集めた『歌詞集』がある
内山眞理子[ウチヤママリコ]
インド西ベンガル州シャンティニケトンにあるタゴールの大学ビッショ・バロティVisva‐Bharati哲学研究科にてタゴールの思想を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋風
51
『ギーダーンジャリ』とは(歌の捧げもの)という意味である。英国統治下のインド.コルカタに生まれたたタゴールの散文詩集。神秘的で洗練された文章はスッと心の中に入り込んで身体全体に沁み渡り自分自身が浄化されていく様でした。荒涼とした大地を眺め風や光を感じ土の中から植物が芽を出す様に創られた一つ一つの歌は優しいけれどどれも力強さを感じる。また素敵な本に出会えた喜びに感謝したい。1913年に当作品でノーベル賞を受賞。2019/12/25
ほなみ
2
高潔な魂、というのはこのような心を言うのだろう。前半は原典訳、後半は英訳版の翻訳が紹介されているが、英訳版の方が読みやすく詩・言葉の美しさを感じやすかったように思う。特に終盤の死についての詩篇の荘厳さに感服した。 神谷美恵子の著作の中に「生きるのではなく生かされているのだ」といった考察が記述されていたが、まさにここに歌われている生こそが、大いなるものに生かされていることの極地であろう。2022/08/20
チエコ
0
詩を読むのはちょっと苦手2021/03/22
-
- 和書
- 公衆衛生学