孤独のワイン

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  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896425512
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

夫、妻、そして…少女は知っていた。自分以外の全てを。ウクライナ、ロシア、フィンランド、フランス。革命に追われた流浪の青春、それ以上に、苛烈な少女がたどる内面の旅。自伝的要素を背景に女性の自立を描く長篇。

目次

第1部 幼年期
第2部 サンクトペテルブルク時代
第3部 フィンランドへ
第4部 パリ

著者等紹介

ネミロフスキー,イレーヌ[ネミロフスキー,イレーヌ] [N´emirovsky,Ir`ene]
1903~1942。ロシア帝国キエフ生まれ。革命時パリに亡命。1929年「ダヴィッド・ゴルデル」で文壇デビュー。大評判を呼び、アンリ・ド・レニエらから絶讃を浴びた。このデビュー作はジュリアン・デュヴィヴィエによって映画化、彼にとっての第一回トーキー作品でもある。34年、ナチスドイツの侵攻によりユダヤ人迫害が強まり、以降、危機の中で長篇小説を次々に執筆するも、42年にアウシュヴィッツ収容所にて死去。2004年、遺品から発見された未完の大作「フランス組曲」が刊行され、約40ヶ国で翻訳、世界中で大きな反響を巻き起こし、現在も旧作の再版や未発表作の刊行が続いている

芝盛行[シバモリユキ]
1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。イーサン・ケイニン「私達がお互いを知る年」を紹介した英米ゴルフ小説ベスト5(「新潮」2000年)。2008年以降、イレーヌ・ネミロフスキーの翻訳に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

40
金のためだけに結婚した妻と妻を愛しながら金でしか繋ぎ止めていられない夫。周囲の雰囲気からその事を幼い頃から察していた娘の屈託。これが半自伝というならすさまじい家庭に育ったものだ。エレーヌ=イレーヌだとしたら彼女はとても激しい情熱の持ち主。2018/09/03

きゅー

16
贅沢な生活と愛人にうつつを抜かす母、家庭のことを顧みず株の投機やギャンブルに没頭する父の間で育ったエレーヌの物語。訳者あとがきに「作家が注釈や説明を加えず、登場人物を存分に生かしきり、彼等、彼女等の意識、感情、言葉と行動が物語りを進めていくのがイレーヌ・ネミロフスキーの大きな特徴である」と書かれている。まさにこれがネミロフスキーの作品の醍醐味であり、人は不完全なままで肯定され、善悪は裁かれない。現実の人生そのものが面前で進行するような生々しい感覚に襲われる。2020/05/19

belle

5
四部構成。作者自身のロシア革命の最中の逃避行に重なる。まだ幼い少女は女王然とした母親に嫌悪に近い気もちを抱くが、ロシア国内の争乱のさなか、ますます母に対する復讐心を燃やす。読者の私はその烈しさに取り残されたこともあった。主人公エレーヌが味わった酔うほどに強烈なワイン。さてその銘柄は?2018/07/26

るか

1
親戚の青年との情事に溺れる美しい母。「家庭のポンチ画」を愛し現実から目を背ける父。殺伐とした家庭環境のなかで少女は成長していく。ただひとり慈しんでくれたフランス人家庭教師ローズ嬢は、気まぐれな母親に殺されたも同然の死を遂げ、少女は復讐を誓う。しかし、訳者あとがきにあるように、彼女の主戦場は外部社会ではなく、あくまで彼女自身の内部にある。重要なのは復讐の成否ではなく内的葛藤であり、自身との葛藤を通して少女は自分を回復する。「私、人生を恐れない」――自分の力で人生を切り拓こうと家を出る少女の後姿が清々しい。2020/06/19

ukitama

1
ロシア文学的なにおいもするが、少し異質な感じもする内容でした。2018/12/05

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