内容説明
シンプルな言葉の詩です。大人も、子どもも さあ、ご一緒に―。描き下ろしイラスト20点。
目次
ことばはどこだ
智慧のかたち
さまようまち
まいごのつむじ風
うそはいけません
おおきな木
もこちゃん
夏が落ちる
カマキリ
クワガタのおきゃくさん〔ほか〕
著者等紹介
駒村吉重[コマムラキチエ]
1968年、長野県生まれ。文筆家。1997年から1年半モンゴルのウランバートルに暮らす。帰国後から執筆活動にはいる。2003年『ダッカへ帰る日』で第1回開高健ノンフィクション賞優秀賞を受賞、2007年『煙る鯨影』で第14回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フム
15
縁があって、この詩集を手にすることになった。朗読ワークショップで読んだ「おにぎり」という詩、作者はどんな人だろうとネットで検索した。作者駒村さんは長く国民詩に関心を持っていたという。なぜ詩がナショナリズムの旗振り役になったのかと。その答えを詩にしたという言葉に引かれてすぐに詩集を注文した。届いた詩を読んだ。アスファルトに落ちたセミ、森をなくしたクワガタのお客さん…道を横切るのろまなカタツムリの辺りで、なんだか涙が出てきた。弱きものの哀しみに寄りそう言葉、小さきものへの眼差しがあたたかい、それがうれしい。 2018/11/17
Book Lover Mr.Garakuta
2
図書館本:読了 詩集2018/10/20