内容説明
すべてのハーレム文学はここから生まれた。究極の古典！
著者等紹介
ヴァン・ヴェクテン，カール［ヴァンヴェクテン，カール］ ［Ｖａｎ Ｖｅｃｈｔｅｎ，Ｃａｒｌ］
１８８０～１９６４。アメリカ合衆国の作家、写真家。音楽・舞踊評論を手がける一方、ジャズ・エイジの世相を描いた小説を発表。２０年代以降は黒人音楽・文化への愛着を深め、ハーレム・ルネサンスのプロモーター、パトロン的存在となる。著名人を被写体とした膨大な数のポートレート写真でも知られる。ガートルード・スタインの遺著管理者
三宅美千代［ミヤケミチヨ］
１９７９年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は両次大戦間における英語圏文学・文化（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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刳森伸一
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１９２０年代頃にニューヨーク市のハーレム地区で生活していた黒人たちが中心となって開花したハーレム文化。その頃のハーレム地区を舞台にしたハーレム文学の嚆矢とされる長篇小説とのこと。しかし、白人によって書かれているという「矛盾」を内包する。「猥雑で活気溢れる黒人たち」のようなステレオタイプは払拭できていないが、それでも白人に差別される黒人の現状を描いているのは評価できる。2019/07/16
