内容説明
N.V.暦651年、学芸員見習の大学生・リョウは舞姫ヴィーナと兄妹のような関係だった。リョウはアルバイト先で500年前に滅亡したという「レムリア新王国」の王室画家ナタルによる手記の翻訳に着手した。レムリアの歴史を追ううち、リョウはヴィーナがレムリア王族の末裔ではないかと疑い始める…。一方、N.V.暦148年、レムリア新王国の王女サラスは、画家ナタルとある殺人事件の真相を追っていた…。500年の時を隔てた二つの世界が交差する、異世界SF冒険ファンタジー。
著者等紹介
大橋崇行[オオハシタカユキ]
作家、文芸評論家、東海学園大学人文学部人文学科講師。上智大学文学部国文学科卒業後、上智大学大学院文学研究科国文学専攻博士前期課程を経て、総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふ~@豆板醤
23
〈本が好き献本〉不思議な世界観に引っ張られる、、かも。「博物館の収蔵品をめぐって繰り広げられる異世界SF冒険ファンタジー」という帯の謳い文句からファンタジー要素に期待したのと、表紙が綺麗で好みだったので献本に応募。当選し実際に読み始めると‥文章が上下二段に分かれた配置になっていたり物語の登場人物や物語の背景情報がわかるまで非常に時間がかかってしまい。。最近ファンタジーは読んでないので、少し慣らし運転が必要でした‥2016/10/22
rosetta
2
★★★☆☆献本で頂いた本。作者も出版社も始めて聞いた名前。人類が一度絶滅しかかり新たに踏み出したN.V.(ニルバーナ歴)の時代。148年に水晶工芸で栄えた都市国家レムリア新王国と651年の文化都市オーストラフが交互に語られる。オーストラフの博物館で学芸員のアルバイトをしている大学生の主人公がレムリアの画家が残した日記を翻訳するというスタイルで話が進む。主人公には妹のような女優、画家には王女が配されている二人の少女のがキャラクターは被っている。といえばわかりやすい伏線だよねw2016/11/06
Ruto
0
図書館2020/01/16