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内容説明
日本の遺伝学は蚕(絹織物産業)から始まった!明治日本の近代化の礎として世界遺産に登録された富岡製糸場と絹産業遺産群。その一つ、荒船風穴に代表される蚕の種(卵)を保存する技術は3・11以降、遺伝学研究にとって非常に重要なものとなっている。カイコをめぐって発達した産業と学問の、黎明期から現在まで明治以来、連綿と続く、カイコの遺伝学を中心に追う。
目次
第1章 風穴
第2章 蚕の明治維新
第3章 日本の遺伝学は蚕から始まった
第4章 田中義麿の功績
第5章 飛翔するカイコ
第6章 突然変異の発見
第7章 世界最大のコレクション
第8章 コレクションを守る求道者たち
第9章 命をつなぐ
著者等紹介
馬場明子[ババアキコ]
1973年県立福岡女子大学卒業後、テレビ西日本入社。アナウンサーを経て制作部ディレクターに。「螢の木」の芸術選奨新人賞受賞。他に、炭坑を舞台にした「コールマインタワー~ある立て坑の物語~」、チェルノブイリを取材した「サマショール」など、ドキュメンタリーを数多く手がける。元久留米大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。