内容説明
太宰治(本名・津島修治)と寺山修司、ともに弘前生まれで、津軽訛りの生涯抜けなかった二大作家を自身も弘前出身の著者が追いかける同郷人ならではの一冊。
目次
太宰治(原初、メロスは津軽人であった;「元語太宰治」論;言葉に罪は無きものを;太宰治逃避考 ほか)
寺山修司(寺山修司音楽論;寺山修司短詩論;寺山文学の原点を見る;早熟と老成のパラドックス ほか)
著者等紹介
鎌田紳爾[カマタシンジ]
1956年、弘前市生まれ。洗足学園音楽大学声楽科卒業。1985年よりパリに留学。フランス歌曲をカミーユ・モラーヌに師事。パリ・エコール・ノルマル音楽院声楽科演奏家課程修了。パリ市主催ガブリエル・フォーレ国際歌曲コンクール入選。2005年、第1回丹羽洋岳短歌賞優秀賞受賞。2010年、第6回浜松シャンソンコンクール1等賞のほか、特別賞「エレガンス賞」「フランス語ディプロマ賞」を受賞。シャンソン歌手、津軽弁朗読者として活躍。現在、弘前学院聖愛中学高等学校教諭を務める傍ら、NHK弘前、及び青森文化センターで「シャンソン」「考現学」の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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