ドウエル教授の首

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ドウエル教授の首

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896424294
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

現代医学の最尖端をも凌駕する医療分野でのSF的要素を漂わせつつ、同時にミステリー作品としても最良質のものと言える、ロシアSF界第一人者の代表作!

著者等紹介

ベリャーエフ,アレクサンドル・ロマノヴィチ[ベリャーエフ,アレクサンドルロマノヴィチ] [Беляев,Александр Романович]
ロシアのヴェルヌとも呼ばれる、ロシアSF界の第一人者。1884年3月16日スモレンクス市の司祭の息子として生まれ、法科学校卒業後、弁護士、新聞編集長として働く。1916年、脊椎カリエスを発症し、首から下の自由をなくして療養生活を余儀なくされるが、22年に療養生活を終え、民警、幼稚園などを経て郵政省職員となる。療養生活の体験を生かし、25年、雑誌『世界探検』に女処作『ドウエル教授の首』を発表、翌26年、郵政省を退職して専業作家となる。約20の長篇と、40の短篇を発表したものの、当時は「荒唐無稽である」「非科学的である」などの批評にさらされた。1942年1月6日、ドイツ軍占領下のプーシキン市で死去

田中隆[タナカタカシ]
1964年、千葉県船橋市内の団地に生まれる。典型的な鍵っ子として育つ。県内の高等学校卒業後、ロシアへ留学。ハバロフスク国立教育大学ロシア語コース卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

43
第二次大戦前のソ連で書かれた小説。読む前は極度に政治的なかつ観念的な小説を覚悟していたのであるが。驚いた、これそんなもの欠片もなく滅茶苦茶エンターティメントしてて面白いじゃないの。当時荒唐無稽と評されたそうだけど、今日の目から見ると題材的にはありふれているようにも感じられてる。が、そのありふれた題材をしっかりと料理した著者の手腕は大したもの。下手すれば観念的に転びそうな題材を、ヒーローの登場やヒロインの危機、危険な教授と精神病院等、読ませるのに徹したその内容や見事。正直まだソ連の小説とは思えない。2015/04/20

こばまり

16
素晴らしき哉サイエンス・フィクション。90年経っても充分楽しめました。作者のプロフィールと作中のドウエル教授のキャラクターが重なり、表紙デザインに見つめられた日には…。ロシア語は全くの門外漢ですが訳者に功有りとも感じました。瑞々しかったです。

きゅー

13
正直予想外に面白かった一冊。頭部だけとなったドウエル教授とそれを取り巻く人々の思惑が丁々発止する。前半の観念的・倫理的な物語に対して、後半は冒険あり、恋愛あり、対決ありとだいぶ様子が異なる。あれま、あれまと思ううちにフィナーレに至ってしまった。ドウエル教授による「でも、私は人ですか?」という問いを掘り下げるという手もあったと思うけど、それはそれで他の作家に託して、マッドサイエンティストvs美人女医というある意味コテコテな物語を楽しめればいいと思う。痛快な一作でした。2014/02/24

スターライト

9
別の版で一度読んでいるが、細かいストーリーは忘れていたので、ほぼ初読のような状態で読み終えた。90年ほど前の作品だが、自尊心を満たすことを科学の発展の名で正当化し、そのためには他人の犠牲を顧みないことは、ここまで極端に走らずとも多かれ少なかれ現在も残っているのではないか。それはともかく、ケルン教授と彼のもとで働くことになった女医ローランとのやりとりが、やがて思いもよらぬ人々まで巻き込んでいく様は、充分面白かった。2014/11/16

timeturner

6
ベリャーエフは本当に面白いなあ。これも傑作。なんちゃってSFだし、荒唐無稽な冒険小説だけど、その奥に人間性に関する鋭い考察が潜んでいて、笑いながら考えさせられる。今回は閉塞的な状況が頻出するので、ただでさえ閉所恐怖症の気があるうえに今の社会状況がからまって、なかなか読み進められなかったけれど、本来は一気読みのクオリティ。翻訳もすごく読みやすい。2020/05/01

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