内容説明
チェーホフと、“次の世代”の二人の女優オリガ・クニッペルをめぐる人々の生死をかけた歩みを追いながら、「混沌と嵐」の時代のダイナミズムを、そのカゲの部分にも光をあてながら、俯瞰し考察する。
目次
チェーホフの死
アントン・チェーホフとオリガ・クニッペルの結婚
“チェーホフの次の世代”―オリガ・クニッペルとミハイル・チェーホフの結婚
ベルリンそしてミハイルとメイエルホリド―第一次世界大戦とロシア社会主義革命
「粛清」と「第三帝国」―二人の独裁者と第二次世界大戦
もう一度チェーホフ―“チェーホフの兄弟たち”
秘密エイジェント
終戦・その後「狼の砦」と「スメルシ」
“戦争と革命の二十世紀”―九十一歳のオリガと八十三歳のオリガ
著者等紹介
牧原純[マキハラジュン]
1926年東京生まれ。1945年海軍兵学校卒業(第74期)。1953年東京外国語大学ロシア語学科卒。文化放送入社。ラジオ・ドラマ演出など、放送関連の仕事を幅広く手掛ける一方、並行して、翻訳・出版、上演台本など、チェーホフを中心としたロシア演劇の研究・紹介、演劇評論に携る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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